デジタルアーカイブ飛騨おぅらい
飛騨の生活文化

7.飛騨の生活文化
(4)風習

[6] さるぼぼ

さるぼぼは、古くから飛騨に伝わる人形。飛騨のことばで赤ん坊を「ぼぼ」ということから、猿のように顔の赤い赤ん坊を意味している。赤色は、古くから病や悪霊除けの効力がある色とされた。
もともと、奈良時代に遣唐使が持ち帰った人形から始まり、江戸時代になると全国的に広まったといわれている。この人形は、庚申信仰の対象、また、健康や安産を願う天児(あまがつ)・這子(ほうこ)人形の風習の2種類に分かれ浸透していったが、飛騨のさるぼぼは、天児・這子人形に由来するとされる。その後、全国的に風習が廃れつつあったが、飛騨地方で、工芸品として再び作られるようになった。

さるぼぼ 飛騨国分寺満願成就の棚 飛騨国分寺満願成就の棚
飛騨国分寺満願成就の棚 庚申堂 くくり猿 庚申堂 くくり猿

 さるぼぼロボット
 
(雫宮祭り)

飛騨国分寺 なでさるぼぼ さるぼぼが乗った人力車
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