デジタルアーカイブ飛騨おぅらい
飛騨の生活文化

7.飛騨の生活文化
(2)食

[3] 海の食材

海がない高山には、日本海、太平洋からの海産物が毎日運ばれる。 古くは江戸時代、富山湾でとれた越中ぶりが牛に乗せられ、富山と飛騨を結ぶ越中街道を経て高山まで運ばれた。
当時は水揚げから高山に入るまで時間がかかったため、塩がすり込まれ、塩ぶりとなって高山に入ってきた。
その後、塩ぶりは「飛騨ぶり」という名で高山を越え信州各地へと運ばれた。
当時貴重であったぶりは正月やお祝いや、贈り物として使われた。
現在も、毎年、12月24日に高山市公設地方卸売市場で塩ぶり市が開かれている。

塩ぶり市 塩ぶり市 越中街道
   
     
   
   
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