人類の無形文化遺産-組踊- 宮里祐光氏
3.御冠船踊(うかんしんうどぅい)
- ここで少し沖縄の宮廷芸能についてお話をさせていただきます。
- 沖縄の宮廷芸能は,中国から琉球王を任命するためにやってくる冊封使を歓待することで発展してきました。
- 冊封使が乗ってくる船は王冠や王服など,中国の皇帝が琉球王に授ける品物を乗せてくるところから「御冠船」といったのです。
- 御冠船には、正副使をはじめ500人前後が乗ってきたことが分かっています。その人たちの滞在期間は4か月から8か月にも及びました。その間、琉球王府では冊封使をもてなすために豪華な宴を催したのです。
- その冊封使を歓待する踊りとして、御冠船踊という沖縄の古典舞踊が盛んになりました。
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