首里城の復元と沖縄の文化 高良倉吉氏
3.首里城復元プロジェクト (1)大学跡地の利用の検討
- そのことによって琉球大学が国立大学になりまして、キャンパスが狭いというので、首里城の跡に置かれたキャンパスから、現在の新しいキャンパスを求めて移転するということになり、琉球大学が移った後に、その場所をどのように使いますかという跡地利用検討というものが始まっていって、実は私はそのときから深くかかわったというわけです。
- 検討委員会が何度も開かれましたけれども、結論は、首里城の建物の復元を含む歴史公園として整備したらいいじゃないかというようなことに決まりました。誰が考えても、結論はそのようにしかならないわけですね。
- 問題になったのは、では、いったい誰がその事業を中心になってやるのかと。お金にして何百億円。当然、200億円とか500億円というお金が必要になってくる。あるいは、もっと必要かもしれません。それをどうするかという、ちょっと難しい問題はたくさんあったのですが、何とかクリアしまして、一応首里城の建物の復元を含む歴史公園として、首里城復元プロジェクトを進めていこうという結論に達しまして、それ以降、本格的な首里城の復元作業が始まっていくという流れになります。
「沖縄修学旅行おぅらい」は、学校教育利用を目的としたデータを使用しています。
利用の際は、文化庁で示されている 「学校教育での自由利用」を守って利用してください。
Copyright(C) 2011 Gifu Women's University. All rights reserved.
|