沖縄の獅子舞-浦添市勢理客の獅子舞を中心に- 宮里祐光氏
3.全島獅子舞フェスティバル (2)勝連町南風原子ども獅子舞
- 一番最初に出てくるのが、勝連町の南風原(はえばる)。南部にも南風原町というのがありますが、こちらは勝連南風原です。これは子ども獅子舞で、中学生ぐらいの子たちが演じていました。うるま市に属します。
- 汀良町の獅子舞が芭蕉布の繊維でできていますが、これは子ども獅子舞というだけあって、実はビニールのひもでできています。そのようにして、子どもたちの練習のためにビニール紐でつくっています。その代わり、毛深い獅子ですから一つひとつ結んでいく作業は大変なことです。このように伝統を受け継ぐ子どもの獅子舞があります。
- 獅子舞の中でも観客から拍手が起こるのは、魔物を威嚇するように仁王立ちする、つまり肩車をして高くなる演技です。子どもたちも大きく見えます。そういう演技もいくつかの地域で見ることができます。
- 子どもたちもそのようにして、全島獅子舞フェスティバルに参加することは大変喜ばしいことです。学校によっては、獅子舞を学校行事に取り入れているところもあります。
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