戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー(仲本實氏)
6.4月1日米軍上陸
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戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー 仲本實氏
6.4月1日米軍上陸 (2)父との別れ
- 仲本先生
- そして父は出ていったんですが、母は村外れまで送っていったんです。まあ、それで結局、父との一番最後の別れになるんですが
- まあ、そのころ、そして4月1日に米軍が上陸するんですよ。それがですね、4月ふつ、1日か2日だったと思うんですが、私たちの隠れてる、この、山のふもとなんですけれども、山の、その頂上にはですね、日本軍の電波探知機があったんですよ。日本軍の電波探知機があって、たまにアメリカのグルマンが、そこを機銃掃射で攻撃をしてるのを見たんですが。
- 4月1日か2日にですね、今度、この、そこから何か下りてきたんです。あの、何かね、米軍が下りてきたんですよ。そうすると、当時の話はですね、アメリカさんはまず、あれだと。夜は歩けない、見えない。山は歩けない、それから夜は見えないということでしたから、誰もそっから来るとは思ってないんですね。山田の部落に来たのは、まずはその電波探知機を占領したんでしょう。そこからこう下りてきたんです。
- そして、それがね、何名だったか知りませんが、とにかく、まあ、50。40、50名じゃなかったかと思います。そしてそれをね、ある年寄りが見たんですよ。見て、そして隠れて見てるわけね。なぜなら、洋服が違うと。
- それから、何かこう、ごじょごじょごじょごじょ話をしてるけど、言葉が違うみたいだと。これは敵だということで、その、隠れて見ておったが、間違いなく敵だということが分かって、いま、いま分かったら、防空壕に飛び込んできたんですよ。
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