戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー(仲本實氏)
6.4月1日米軍上陸
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戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー 仲本實氏
6.4月1日米軍上陸 (3)神風特攻隊が来る
- 仲本先生
- えー、まあ、そんなことがあってですね、えー、そのころからですね、あの、特攻機が来るようになったんですね。で、私たちが山の上におりますと、特攻機がビューンと飛んでくるんですよ。
- そして、その代わり、もうこの海、海は大変なんですね。このたくさんの船がもう、ジグザグに航行しながら、こう、走って、その、ボンボン、ボンボンたい、高射砲を撃ってるんですね。
- 撃ってるんですが、そのあいだをあの、特攻機があるんですが、たまに、う、ああ、2回ぐらいですかな、見たんですが、まあぶつかったんでしょう、おそらく。しかし、ぶつかるそのものは見なかったんですが、要するに火の玉を上げてですね、真っ赤な火の玉を上げて、真っ黒くして、こう、逃げている軍艦は見たことはあるんです。
- こんなことが2、3回あったんです。うーん。でもね、飛行機が来る数が少ないんですよ。われわれの考えているより。いつも2機か3機なんです。で、そんなことがですね、何回も、何回かあったんですが。
- そうすると、今度は夜になりますとね、あの、日本の飛行機なんですね。ずっと上空を、おそらく偵察機か何かで、1機ぐらいで飛んでるんですよ。そうすると、下から探照灯でね、何本もの探照灯で、この飛行機てら、照らしてるんですが、そうしますとね、全島から、船から、すべてからこう、こう、あの、大砲が飛んでいくんです。その飛行機向けてね。
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