戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー(仲本實氏)
6.4月1日米軍上陸
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戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー 仲本實氏
6.4月1日米軍上陸 (3)神風特攻隊が来る
- 仲本先生
- ところが、その、なかなかそこに行かないんですね。不思議なことに、この飛行機がここ、うーん、その、ありましたらね、飛行機よりずっと後ろに行ったり、前に行ったり、横に行ったりして、その距離が、の、ものすごう遠いんですよ。
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飛行機との、弾の爆発するところが遠くて、あ、何だこれ、このアメリカさん、非常に下手くそだなと思ったんですよ。子どもながらにね。下手くそだなと思って、こう見ておったんですが。
- その代わりですね、そういったことがあると、今度危ないんですよ。ブルブル、ブルブルンといいながらね、その高射砲が、あの、上のほうで、ば、あ、破裂しますよね。その破片が落ちてくるんですよ。ブルブル、ブルブルと、この、こう変な音をだ、立てましてね。
- そうすると、もう急いで逃げないと、穴の中に入るか避難小屋の中に入るかしないと、それで、あの、けがをしたり、あるいは殺されたりするんですね。だから、逃げるのに一生懸命なんですけれども。
- 私の友達が一人おったんですが、後で話ししとったんですが、こうしてブルブルッと来たんで、あれっといってぽっと前に寄ったらですね、後ろにプスッと刺さったという話をしていました。だから、こ、そのぐらいこの破片というのも、やっぱり怖いもんでした。
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