沖縄修学旅行おぅらいデジタル・アーカイブ
沖縄の伝統文化

沖縄の伝統文化を学ぶ 大城學氏

5.伝統芸能の学習1(伊江島の事例)


沖縄の伝統文化を学ぶ
大城學氏

5.伝統芸能の学習1(伊江島の事例)
(9)舞台公演「伊江島の村踊」

そういう取り組みがございまして、実は昨年、伊江村は村制施行100周年を迎えまして、その記念行事の一つに「伊江島の村踊」という舞台公演がございました。そのときに幕開けをどうしましょうという相談がありましたので、私は迷うことなく、小学生たちの学習発表でやったものを取り組んではどうかということを提案しました。それが取り上げられまして、実際にそれをやりました。
伊江村は小学校が2校ございます。西小学校と伊江小学校というのがございまして、伊江小学校はまだ、地域の伝統芸能に取り組むということは実施しておりませんでしたけれども、村制100周年では伊江村の二つの小学校の子どもたちに、地域の村踊りに取り組ませるということをしました。大変好評を得た状況でございました。
ということで、それでは発表会の場面しかございませんけれども、それを映像でご紹介したいと思います。
これは小学校の体育館でございます。
これから紹介します「扇吉田」というのは、吉田兼好のことを歌っているのですね。
1曲はこのようにして、とても短いのですね。これだと1分20秒ぐらいの踊りですね。
これは伊江島の方言で「伊江島の芸能って素晴らしいね」とか、そういうことをしゃべって、それから次の演目の紹介をしているところです。
このようにして、ここでは全部で七つの曲を踊っておりました。いまご覧いただきましたように、小学校5年生でひと月けいこして、これだけ踊れるというのは、なかなかのものだと思います。ですから子どもたちは、こういうものがまったく初めてではなくて、常に民俗芸能大会とか村の敬老会などで、芸能を見たりしているわけですね。そういうことで、これだけの踊りができるのだろうと思うわけでございます。
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【参考資料】

「沖縄の伝統文化」

※資料随時追加予定