沖縄の伝統文化を学ぶ
大城學氏
5.伝統芸能の学習1(伊江島の事例)
(4)民俗芸能の保存振興
- 伊江島というのは、先ほど申しましたように芸能の演目が非常に多いし、戦後、沖縄の行政で一番最初に、民俗芸能の保存振興のために村の助成金を出したのは伊江村なのですね。地域の伝統芸能を絶やさないために、敬老会ですとか各区で催しものがあるときに地域の芸能が踊られるのであれば、そこに村のほうが助成金を出そうということで、それをやっております。ですから、非常に芸能が盛んでございます。
- それから毎年、各区輪番制で民俗芸能発表会というものをやっておりますので、地域の人たちも非常に民俗芸能に親しんでいるということがございます。そういうことで、地域の人たちそれぞれが、生徒からすればご父兄が踊り手であるわけですね。そういうことで、自分たちが身に付けていた芸能を、子どもたちに教えるというようなことをやったわけでございます。
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