沖縄の伝統文化を学ぶ 大城學氏

５．伝統芸能の学習１（伊江島の事例）

沖縄の伝統文化を学ぶ
大城學氏

５．伝統芸能の学習１（伊江島の事例）
（７）授業の実施

実は、この授業は平成13年度に1回目をやっておりますけれども、その後、14年度から17年度は実施していないのですね。これはなぜかというと、13年度にいた校長先生が転任されまして、14年度に新しい校長先生が来られて、そんなものはやってもしようがない、学習発表会はオペレッタで充分だということで、この伝統芸能に取り組むという授業は実施されておりません。18年度から再スタートしているわけですね。地域の方々は、やはりこの伝統芸能を子どもたちに習得させるほうがいいのではないかということで、そのように学校で取り組むようになったということです。

平成18年度に来られた先生が、地域の文化を大事にするという視点がとてもございまして、併せて5年生の担任をされていた先生が、その先生は沖縄島の名護市の出身ですけれども、彼女も実は学生のころまで地域の民俗芸能を踊っていた方なのですね。ですから、担任の先生も意欲がありまして、非常にうまい具合に取り組めたということです。転任されましても、その次に赴任された先生が、また意欲的に取り組んでいるということでございますね。

【参考資料】