[1] じゃんがら念仏踊り
エイサーの元になった踊りはじゃんがら念仏踊りといい、江戸時代の始めごろから福島県のいわき地方に伝わる伝統芸能である。
太鼓・鉦を打ち鳴らし、それに合わせて若者が口々に念仏を唱えながら踊る。
現在、旧暦のお盆の時期に、新盆を迎える家々を供養して廻る行事となっているが、本来は、地域の祭り等にも奉納されるものであった。
いわき市内には100を超える伝承団体があり、それぞれの地域で活動している。基本的な所作は各地域で共通しているものの、太鼓のリズムや鉦のたたき方、歌の節回し等、多少の地域差がみられる。