[2] エイサーの種類
エイサーには大きく分けて2つの種類がある。
地域の伝統を守る伝統エイサー
伝統エイサーは、祖先崇拝を起点とし、主に地域の盆の行事として取り組まれ、活動者もその地域に居住する青年達を中心に行なわれる。
男性はエイサー太鼓、女性は手踊りを舞うという形態を取っている。
演舞曲も地域の民謡を用いるなど、地域が大切にしてきたものを次の世代へと守り伝えている。
時代の感性を取り入れながら創作するエイサー
創作エイサーは、活動時間、年齢、性別など制限なく老若男女が地域の垣根を越え誰でもエイサー太鼓を打つことができる。
さらに演舞曲に古典音楽、民謡、ロックやポップスなどジャンルを問わない幅広く常に時代と共に歩んでいる。
◇エイサーの演者のバリエーション
○一般的なエイサー
青年男女で構成されている。大太鼓や締め太鼓は男性、手踊りは男性と女性によって踊られる。
○男性だけで踊られるエイサー
太鼓打ちも手踊りも男性だけで踊られ、空手の型を取り入れた力強い踊りである。
○女性だけで踊られるエイサー
女性だけで太鼓、踊りともに演じる。道具は小太鼓(ウスデー久)のみで、輪踊りで踊られる。名称もエイサーではなく、「七月モーイ(シチグヮチモーイ)」と称している。