高山デジタル・アーカイブ
歴史

2.高山の歴史
(5)野麦峠

野麦峠は、岐阜県と長野県の境に位置し、飛騨と信州、江戸を結ぶ街道の峠である。明治から大正にかけ、何千人もの飛騨の若い女性が製糸工女として、この峠を越え長野県の製糸工場へ出稼ぎに行っていた。
当時の飛騨はとても貧しく、口減らしのため働きに出されていた。
飛騨の女性が野麦峠を超えて、長野県の製糸工場で労働をした様子が書かれている『あゝ野麦峠』(山本茂実著 1968年)の主人公、政井みねは、岐阜県吉城郡河合村(現飛騨市河合町)に生まれた実在する人物である。

野麦峠 お助け小屋 政井みねとそれを背負う
兄辰次郎の像
政井みね 碑
政井みね 墓石 政井みね 写真(左)
(旧河合村教育委員会提供)
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▼飛騨の養蚕業

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