沖縄修学旅行おぅらいデジタル・アーカイブ
沖縄の伝統文化

沖縄の獅子舞−浦添市勢理客の獅子舞を中心に− 宮里祐光氏

4.勢理客の獅子舞


沖縄の獅子舞−浦添市勢理客の獅子舞を中心に−
宮里祐光氏

4.勢理客の獅子舞
(1)まとめ―勢理客の十五夜祭りと獅子舞

[2] 獅子の構造

獅子の構造は次のようになっている。頭は、悌梧の木に彫刻され、朱や青や金の色付けをした後、ウルシを塗って仕上げられる。眼は、真鍮で作り磨き上げられ、耳は馬の皮を使っている。
胴体は、細い芭蕉かシュロ縄で細目に編み、これに、赤青黒茶等の色の染め込まれた芭蕉の繊維を細密に結びつけてある。又、脚も、丁度馬袴のような形で、足袋に至るまで胴体と同じように芭蕉の繊維をもって作ってある。
そして、尾は、馬の尾毛を束にして、細木にゆわえつけてあり、立て髪、ヒゲ、もやはり馬の尾毛を面に植え込んである。また、頭の中には鈴がかけられていて、頭を振ると鳴るしかけになっている。
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【参考資料】

「沖縄の伝統文化」

※資料随時追加予定