戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー 仲本實氏
10.石川難民収容所へ (1)米兵の態度険悪になる
- 仲本先生
- これは後の話になるんですが、これは米軍と比べると、もう大変な違いですよね。え、後で出てきますけれども、その、アメリカさんとく、比べると、もう大変ですね、それは。
- で、私たちは収容所を出ましたら配給がありましてね。アメリカさんの配給がありまして、その配給をもらって食べておったんです。
- それから夕方になるとね、道、道路のそばに立つんですよ。そうするとね、兵隊さん、要するにPWといったですね。兵隊さん、要するに捕虜になった兵隊さん。この人たちが、あっちこっちの作業に行くんですね。作業に行ったら、そっからいろんなものを持つんでしょう。
- そして、石川の、その収容所の道路からこう、通っていくわけですが、そのときにね、こう、子どもたち、その辺散らばっていますと、みんな投げるんですよ。兵隊さんたちがね、要するに。
- あの、ふんどし1本しか着けてませんけれども、どこにどう隠したか知らんですが、お菓子だとかね、いろんなものを投げてくれました。おそらくあれも、ふるさとを思ったんじゃないですかね。ちっちゃい子どもたちを見て。まあ、そんなことがありました。
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