沖縄修学旅行おぅらいデジタル・アーカイブ
沖縄の伝統文化

沖縄エイサーの歴史と沖縄の文化
宜保榮治郎氏

4.沖縄の芸能


沖縄エイサーの歴史と沖縄の文化
宜保榮治郎氏

4.沖縄の芸能

宜保先生
芸能というのは、もういわゆる浮気なもんで、どんどん変化していくところに芸能の発達といいますか、それがありますから、私たちは、最初はエイサーをやっている人たちの服装とかそんなものに幻惑されて本体がつかめなかったわけですけれども、やっぱり歌詞とか曲というものがなかなか変わらないわけですね。それをずうっと追求していきますとわかりますのでね。だから、今のこの太鼓でやっているのは、非常に変化していったものですよね、ものすごく
聞き手1
そうすると、最初は、やっぱり、詩やなしに踊りの方へ行きますと、これがちょうど今じゃんがら念仏ですね。
宜保先生
これは沖縄物ですね。
聞き手1
はい、沖縄ですね。非常によく似たものがあるんですね、基本的には、ものによってはですね。
宜保先生
両方をしっかり比較してみたらいいと思う。まだそこまでいっていませんでね。
聞き手1
向こうを私もずうっと見させていただいたんですけれども、こちらのを見させていただいても、非常によく似た踊りのところ、場所ですか、こちらの方でも、踊り方がですね。
宜保先生
あまり似てないと思いますよ。もう400年も離れますと、もう全く似ても似つかないものであると思いますけれども、そのじゃんがらの場合も、最後に念仏で「南無阿弥陀仏」がありますね。沖縄の場合も、大体「南無阿弥陀仏」という詞章が残っているのが結構あるんですよ。そういう形であって、両方がすぐ、比較してここが似ているとかなんとかいうのをちょっと。
聞き手1
そういうことではないわけですね。ただ、そうすると、袋中上人が持ってこられた一番大きなものは、一つの考え方とか思想とかですね、今の仏教的な。
宜保先生
ですから、今私が言います「仲順流れ」というあれが、メロディーは昔からのもんですよ。そして、その中に袋中上人が、先ほど言いました「盂蘭盆経」の思想がたくさん入っているわけで。この沖縄の念仏踊りも、恐らく10種類ぐらいに分かれるんじゃないかと思いますね。継親に虐待されたのが、地獄に落ちているお母さんを救い出して供養するとか、いろいろのパターンがありまして。ですから、まだそれ、しっかり調査はやられていないんですよ。私も、やったらものすごい業績になるなあと思っておりますけどね、なかなか。
聞き手1
大変ですよね、それは。

4.沖縄の芸能 

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【参考資料】

「沖縄の伝統文化」

「沖縄の産業」

※資料随時追加予定