沖縄修学旅行おぅらいデジタル・アーカイブ


◇ 「沖縄修学旅行おぅらい」について

岐阜女子大学では沖縄の多くの方々のご協力・ご支援で、沖縄の伝統文化、自然などのデジタル・アーカイブを進めてきました。その結果、1万件をこえる沖縄の映像素材をデジタル化でき、多様なデジタル・アーカイブの教育研究に利用しています。

[1] 「沖縄修学旅行おぅらい」

この「おぅらい(往来)」は2つの意味で名付けました。 1つは、往来は昔から東南アジアにおける「ひと」、「もの」、「こと」の往来の中心地としての沖縄(琉球)であります。

かつて、琉球王国の大交易時代(第二尚氏王統)の頃は、現在の東南アジアの「ひと」、「もの」、「こと」の流通の中心地でありました。また今も東南アジアの「ひと」、「もの」、「こと」が流通(コミュニケーション)の中心的存在(ハブ)として今後の発展が期待されています。

下記の沖縄を中心にした地図を見てください。

東京、名古屋、大阪は東南アジアの片隅であります。歴史、将来的にみて、沖縄の東南アジアの中心的な存在とその発展を見出す修学旅行であってほしいと思います。

もう1つは、往来とは、平安時代から明衡(めいごう)往来、さらに商売往来、百姓往来、地理往来など、教科書的な意味で「往来物」「往来本」として、寺子屋を始め、多様な学習所で教科書として使われてきました。

この2つの意味で、高校生が事前・事後に調べ学習や準備し、心に残る沖縄修学旅行となることを期待して名付けました。

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