<アメリカでは>
1933 フランクリン=ルーズベルト大統領はニューディール政策を実施
経済については政府は介入しないのが原則(自由放任主義の考え)だが、いっこうに景気回復が
望めないことから政府が積極的に経済介入をする。
1 生産量・価格・賃金などを統制
2 公共事業の展開
3 労働組合の権利を強化
※今日では常識的な経済政策として各国で実施されている
<イギリス・フランスでは>
連邦内(植民地)で結束強化(関税障壁)をはかり、不況をのりきろうとした。→ブロック経済
<ドイツでは>
世界恐慌が最も早く波及、深刻な経済危機になる。
ヒトラーのナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)が国民の支持をうける。
1932年→第一党 1933年→内閣を組織。 1934年→一党独裁
全体主義ファシズムとは個人の人権を否定し、国家の利益を優先するもの。
軍需工業や公共事業で失業者の救済に成功。
・大衆に権威への服従、情緒による集団行動を求める(政府の巧妙な宣伝活動)
・ベルサイユ体制の打破
・優秀なドイツ民族が卑劣なユダヤ人を大迫害
<イタリアでは>
1922 ムッソリーニ政権(ファシスタ党)の一党独裁が成立
1935 経済危機からアフリカのエチオピアを侵略
1936 スペイン内乱後、ドイツに接近・提携をする。これはベルリン=ローマ枢軸
|
|