水は純物質であるが、電気分解すると、さらに別の純物質である水素と酸素に分けることができる。しかし、水素や酸素は、これ以上他の純物質に分けることはできない。水素や酸素は、物質をつくる基本的な成分の1つのみからそれぞれできていると考えられ、このような単一の成分からなる純物質を単体という。一方、水のように、2種類以上の成分からなる純物質を化合物という。
 私たちの身のまわりでは、銅・アルミニウム・炭素などの単体でつくられた製品や、塩化ナトリウム(食塩)・ショ糖(砂糖)・ナイロンなどの化合物でできている製品が数多く利用され、生活に役立っている(右の図)。
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