戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー（仲本實氏）

１３．宮森初等学校時代

戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー
仲本實氏

１３．宮森初等学校時代
（１）学校の様子

仲本先生

その分校式の、が、行われたときは、私いました、そこで。その、その式に出席しましたので、そしてそれから宮森に行くわけです、私は。

そしてその辺がですね、その、６月１日から学校分離までの教員数ですね。あの、その、記念誌に載ってるものを見ますとですね、６、８０名ぐらいいるんですね。そうすると、その人たちはどうしたかというと、教員の免許持ってるんじゃなくして、中学校を卒業したり、要するにインテリの連中ですね。この当時の。

そしてしかも、ある心配をしながら。要するに、殺されはせんかなと。要するに、スパイだといってね。アメリカ教育をしてるんだと。殺されはしないかなといいながら、そこに集まった先生ですよね。だから、この人たちもすごく偉い人たちだったなと思っております。

その記念誌から見ると、６月１日から学校分離までの、要するに１０月２２日ですか。その辺までに発令された先生が８０名と、その、私が計算したら、あの、勘定したらありまし、おりました。

だから　これは、えー、大変なことだったろうなあと。当然、給料なんかありませんよね。まあ、こんなところで教育をしようと、したわけです。

そして私は、そっから分校式をしまして宮森小学校へ行きます。

宮森小学校へ行きましたらね、まず、テントの、要するに米軍のテント、すぐストレートな米軍のテントそのままですね。何もつくられてない。そして、その下にわれわれは叺を敷いて、地べたに座って勉強するわけですが、机もない。机は自分でつくるんですね。

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【参考資料】