沖縄修学旅行おぅらいデジタル・アーカイブ
平和への願い

戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー(仲本實氏)

11.石川収容所と終戦


戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー
仲本實氏

11.石川難民収容所と終戦
(2)学校の始まり

仲本先生
そのころですね、ちょっと写真にも載せてるんですが、石川の収容所はこういうような形をしていたんですね。
で、そのバラ線の上に、洗濯ものなんかを干しておって、それでそこは出入り自由だったんですね。で、朝で、暗いうちにそこを出て、夜、出てくるんですよ。入ってくるんですが。
そして、うちでは、何を取ってきたっていって、広げてみんなにみ、見せるわけですね。まあ、そのころ、こう、持ってきたのに、ものの名前がね、戦果です。
戦果という名前ですね。要するに、戦争の結果ということですよね。敵のものを持ってきたわけですから、戦果になりますよね。船沈めたと同じような、戦果といったんですね。
その戦果が少なかったんですよ、私は。だから、いつも怒られていたんですが、まあ、そんなことがあったりして。
それと教室もですね、いまみたいにこの、板とかこんなもんじゃないんですよ。ススキをこうしてね、編んで、そして隣の教室をこう開けると、すぐ見えるんです、みんな。そうすると、隣の教室をこう開けて見たりしていましたが。

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【参考資料】

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