戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー 仲本實氏
8.山中での暮らし (2)兵隊や防衛隊から帰って来た若者たち
- 仲本先生
- ところがね、そこに防衛隊とか兵隊からはぐれた連中が、自分の村に帰るためにそこに来るんですね。来るけれども、もう村はいけないから、自分のうちはいけないから、結局、われわれがそこに住んでるとこに一緒に住んだんです。住み着いたんですね。
- で、私はそこの、その、まあ私からすれば兄さんたちですね。その人たちから戦争の話を聞いたり、いろいろやったんですが、すごくたくましいなと。それから、仕事もですね、やっぱり軍隊ですかね。あの、7、8名ぐらいおったかな。5、6名かな。
- はい、あなたは何当番、あなたは何当番って、当番も決めておって、この、暮らしてるんですね。ああ、すごくすごいな、たくましいなと思ってました。
- そして、こんなして暮らして、この人たちも結局逃げるわけですよ、昼は。昼はね、私たちよりももっと安全な、と思われるところに逃げるんです。捕まったら間違いなく殺されますんで。
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