6.冷戦から共存へ
冷戦開始
1 冷戦開始
 東西はヨーロッパ東方に社会主義諸国、西方には資本主義諸国が存在。
 (冷戦=直接の武力衝突ではなく、戦争前の厳しい緊張、対立状況)
<西>
1947 トルーマン=ドクトリンで
        トルコ・ギリシアの反共産主義を援助
    マーシャル=プランで欧州の経済復興援助を提案
        ★西欧は参加したが、東欧は参加しなかった
→これからアメリカはソ連に対して『封じこめ政策』を開始
<東>

1947 ソ連を中心にコミンフォルム
      (共産党情報局)を成立


東西2陣営の形成と対立激化
<西>

1949 大西洋条約機構(NATO)を結成
→SEATO/CENTO/ANZUS/OASなど

<東>
1955 ワルシャワ条約機構を結成
1948〜49 ベルリン封鎖後、ドイツ連邦共和国(西独)、
            ドイツ民主共和国(東独)が誕生
1950〜53 朝鮮戦争
平和共存
 第二次世界大戦後、国際関係は大きく変化し、戦時中には植民地化されていたアジア・アフリカ諸国が次々に独立しはじめた。また、帝国主義に代わってアメリカ・ソ連の発言力が強くなり、国際関係はこの2国をそれぞれ核として、東西2陣営に分極化していった。
そんな中、1953年のスターリンの死去・アメリカでのアイゼンハワー大頭領の誕生などをきっかけに、アメリカとソ連の緊張が緩和され、平和共存への道が開いていった。