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マッピング高山
春の高山祭り02

桜咲く中橋付近と献灯提灯の立てられた氏子の町並み#001


分類: 文化・芸術 地域: 南部


南部


京都の祇園祭りや秩父祭りと並んで日本の三大美祭の一つに数えられる春の高山祭りは日枝神社の祭礼で安川通り以南が氏子である。4月14日・15日の祭礼には国の重要有形民族文化財に指定されている絢爛豪華な12台の屋台の曳き揃えや厳かな御神幸行列が氏子内を巡行し、地元をはじめ全国各地から20万人を超すおおぜいの見物客で賑わうが、この祭りは昔から「山王祭り」として親しまれて高山は勿論、近在近郷の人々にとっても待ち焦がれる楽しい祭りであった。
桜咲く中橋付近と献灯提灯の並ぶ町並み
年によって異なるが、春の高山祭りには梅や桜の花が咲きはじめる。飛騨の人々が長く厳しい冬から解放された喜びに溢れる季節に迎える祭りである。赤い欄干の中橋詰めの広場は、春祭りに屋台が曳き揃えられる場所であり、御旅所祭や獅子舞、屋台カラクリ人形の奉納などが行われる場所でもある。祭礼両日、氏子の家々では玄関前に献灯提灯を立て日が暮れると明りを点す。道筋に沿って提灯の明りが二列に並んで幻想的な世界を演出する。提灯には屋台の台紋や祭礼を敬神の意味を持つ言葉等が書かれており屋台組ごとに異なっている。
 
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