マッピング河合
河合村願徳寺の梵鐘▼03
梵鐘のだいもじ引きの様子

分類: 地域の歴史 地域: 羽根 時代: 昭和
羽根
太平洋戦争で金属不足から、各家庭に金属類の供出回収がおこなわれ、佛具までも供出し、瀬戸物で代用していたが、遂に昭和17年頃より寺鐘までも回収された。その為、鐘楼には鐘のかわりに大きな石を釣り、鐘楼のバランスをとっていた。 戦後、経済的に苦しい中、住職、寺役の人々の努力で信者からの寄進により、待望の梵鐘が出き、太くて大きい木橇にのせて、信者総出で雪道を引き運んだ。当地では、大きいものを、大きな太い木橇に載せ、大勢の人が「木遣り」の音頭に合わせて、綱を引いて運ぶことを当地では「だいもじ引き」といっていた。
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