樫(当村にはない)の、幅5~6寸、厚さ1.5~2寸、長さ2尺余の板材を買い、木馬を扱う人が自分の扱い易いように自作した。真上からみると、先すぼまりで尻びらき。真下からみると橇板が外びらきになり、横棒(楢材)が前方と後方に2本ずつ、橇板の穴に通し、木くさびでとめてある。真中の横棒真上の幅のある材(さわくるみ)は、材木を載せる台材。この台材と積材を鉄かすがいでとめ、これを基準に順次材木を積みながら、鉄かすがいのみで固定し、積材の適当な高さのところで、梶棒を積材と平行にかすがいで固定。更に積材した。一度に3石~6石位運んだ。
|