戦中・戦後の子どもの視点からのオーラルヒストリー 仲本實氏
2.戦争近づく (3)上官はよく部下を殴った
- 仲本先生
- ところが、逆に今度はですね、そういったを見るんですが、逆に、今度は殴られたのはよく見るんですよ。もう上官がね、その、自分の部下を、ばきの、ばんばん、ばんばん殴ってるんですね。それがやっぱり平手打ちじゃないんですね。こぶしで殴っていました。えー、まあ、それを見るとね、非常に「何で、自分の部下なのにな。友達だろうな」と思いながらも、まあ、何となく憎いなというかたちで思っておったんですが。
- ある日ね、この、沖縄の人でね、軍医がおったんですよ。軍医の中尉だったか大尉だったと思うんですが、この方がやっぱり部下殴ってるんだよ。で、沖縄の人だから、ものすごう、僕からすると尊敬の目で見てるわけね。ところが、部下殴ったもんだから、大嫌い、大嫌いになったことがあるんですけれども。まあ、そんなことがあったりして、そこ過ごしました。
- そのうちに、えー、戦争が激しくなるんですね。そうすると、ちょうどおやじがですね、父親はあの、その那覇、じゃなくして、那覇分廠というところで、の軍属なんですが、あって、それがですね、飛行場の仕事をしていたんです。それで読谷飛行場に、よくそっから通って、運転手として通っとったんですが、そのせいでしょうか。この兵隊さんの、その、将校たちが、よく酒の飲む、飲みに来るんですよ、夜は。
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