沖縄修学旅行おぅらいデジタル・アーカイブ
沖縄の伝統文化

沖縄の伝統文化を学ぶ 大城學氏

6.伝統芸能の学習2(八重山の事例)


沖縄の伝統文化を学ぶ
大城學氏

6.伝統芸能の学習2(八重山の事例)
(2)多良間島の事例

実は先だっても、宮古の多良間島で「八月踊り」といって、これも国の文化財に指定されているものがございました。久々に私も行ったのですけれども、中学生たちが組踊にも出ておりますし、踊りにも出ているのですね。たまたま宮古島で、地元に宮古テレビという有線のテレビ局がありまして、多良間島の祭りは3日間行われるのですが、そこが初日の仲筋というところの祭りを実況中継するというのですね。10時間。それでアナウンサーと一緒に何かしゃべってくれというので、私はお伺いしたのですけれども。
そのときに、中学生たちにもインタビューしたのですね。そうしましたら、「踊りのけいこの合間に受験勉強しました」というのですね。受験勉強が優先ではなくて、踊りのけいこを優先させたというのですね。
そこは仲筋というところと塩川という二つの集落がありまして、初日は仲筋がやって、塩川の人たちを招待して舞台芸能を鑑賞していただく。2日目は塩川というところの舞台がありまして、そこに仲筋の方々が招待される。3日目はそれぞれでやるということで、3日間の祭りの期間になるわけですけれども。
それで、地域の人たちと学校側とうまく連携しまして、初日の仲筋は多良間小学校の先生方がそこの芸能に出演するのですね。翌日は多良間中学校の先生方が塩川に出演するということで、先生方自身が多良間にいる間に、しっかり地元の踊りを習得できるということになるわけですね。
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【参考資料】

「沖縄の伝統文化」

※資料随時追加予定