[3] 沖縄の住まいについて
3-3 強い日差しと暑さをしのぐ住まい
台風とともに、沖縄の気候風土の大きな特徴として亜熱帯特有の強い日差しと夏の暑さがあります。このような気候の中で快適に暮らす知恵も沖縄の住まいにはつまっています。
◆ つば広の帽子のような屋根?
赤瓦の屋根のひさしはとても深くなっています。これは、沖縄の強烈な日差しが家の中まで入ってこないようにするためであり、さながらつば広の帽子のようです。
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◆ 住まいに壁がない?
壁がないというと語弊がありますが、家の表側は通常柱以外の部分は大胆に開けっ放しとなっています(逆に、裏側の多くは壁で占められています)。これは、家の中を風通し良くして、湿気がたまらないようにするためです。本土の住まいでは一般的な玄関もなく、来客は開けっ放しの表側から直接出入りするのがごく自然の光景です。もちろん、台風の時などは、雨戸を閉めてやり過ごすことになります。
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