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[3] 沖縄の住まいについて
3-2 台風に備えた住まい

沖縄の気候風土を代表するのが毎年数多くの台風が襲来することです。当然、沖縄の人々は台風の猛烈な風と闘ってきた長い年月の中で、強風に強い住まいをつくってきました。

◆ みんな背が低い?

今では高層ビルも建つ沖縄ですが、伝統的な住まいのほとんどは平屋建て(1階建て)で背が低く作られています。これは、建物が高くなればなるほど風を受ける面積が大きくなってしまうからです。

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◆ 赤瓦は飛ばされない?

本土の瓦屋根は瓦をのっけるだけのものが多かったのですが、沖縄の赤瓦は漆喰(しっくい;石灰を主材料としたセメントのようなもの。)で固められています。これも台風の強風で瓦が飛ばされないための工夫です。このため、赤瓦の赤と漆喰の白(時間が経つとねずみ色に変色してきます)のコントラストが美しい屋根ができあがっています。

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◆ 風の進入を防ぐ2つの武器?

沖縄の住まいには建物に台風の強風が直接あたることを防ぐための2つの工夫がしてあります。
1つ目は建物をサンゴ石の石垣で囲むこと、2つ目はその内側に防風林を植えることです。この防風林には沖縄独特のフクギという木が使われてきました。
フクギの鮮やかな緑やこの木がつくる木陰も沖縄らしい町並みの風景といえます。

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【参考資料】

※資料随時追加予定