社会人のためのデジタル・アーキビスト教育プログラム
8月8日より後期クラスが開講いたしました。
後期クラス(1)文化情報処理の授業の様子をお伝えします。
文部科学省から委託を受けた「社会人のためのデジタル・アーキビスト教育プログラ ム」も、後期講座をもって一応終了いたします。平成21年8月25日現在で、841人の方に受講のお申し込みをいただきました。
年々社会的ニーズ、関心が高まるなかで、参加してよかったと思っていただける講座、学習効果の高い講座になるよう担当者一同努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 |
![]() 講義:後藤忠彦学長 |
![]() 魚眼レンズ・EGGレンズのカメラを体験 |
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デジタルに関する基礎知識として、画像の仕組みからデジタル機器の使い方・特性、撮影画像の修正方法までを講義しました。デジタルアーキビストは、撮影・記録・活用のすべてを熟知する必要があります。基礎を元に演習を通して技術を身につけて頂きたいと思います。 | ![]() 講義 岩田彩見 |
第1章 文化情報と処理
1)デジタル・アーカイブの事例
2)長良川の撮影記録(全方向撮影、GPSの利用)
3)こきりこの里“世界遺産五箇山”の記録~地域文化のデジタル・アーカイブ化~
第2章 文化情報のデータ処理の基礎学習
1)データ処理の基礎
2)多様なデータの撮影・記録
3)多様な資料のデジタル化
4)情報の保存・管理
5)デジタル・アーカイブの提示
第3章 デジタル画像の基礎知識
1)デジタル画像(1)
2)画像サイズと解像度
3)色表現
4)デジタル画像(2)
5)デジタルカメラの仕組み
6)焦点距離・ピント・F値
7)絞りとシャッタースピード
8)ISO感度とホワイトバランス
9)デジタルカメラの準備
10)デジタルカメラでの撮影
11)デジタルカメラ使用方法 応用
12)デジタル画像のプリントと保存
13)デジタル画像の修正
14)Photoshop[トーンカーブ]の使い方
15)レンズの歪み 種類
第4章 データベース
1)文化資料(コンテンツ)の種類
2)地域文化資料の記録例
第5章 デジタル・アーカイブと撮影
1)マルチメディア基礎
2)デジタル・アーカイブの映像記録の方法
3)有形文化財の多地点からの撮影状況の記録方法
4)デジタル・アーカイブで映像をメタ情報として用いた撮影条件の記録
5)GPSを用いた位置関係の設定と関連資料のデジタル・アーカイブ化の基礎資料