市町村や各公共施設・学校等で制作したデジタル・アーカイブを共同利用するとき、相互に関連性のもったメタデータやその記録項目の構成や、情報内容(コンテンツ)のカテゴリー・シソーラス等の共通性が図れる必要がある。 とくに、多くの市町村が共同して制作する場合には、相互に情報を流通し統合して、一つのデータベースで管理することが多く、メタデータの統一を図っている。 また、いくつかの学校や幼稚園などが共同で利用するときには、学習指導要領等の基準になる事項で統一化を図っている。また、映像データ等の精度や著作権など課題を解決し、お互いに利用できるよう整備することが望まれている。 このような業務の担当者や業者には、当然、デジタル・アーキビストとしての資格を持ち、各種制作上の課題や資料の記録にあたり、許認可や流通にも対処できる信頼性が必要となる。 このため、今後、どの程度のデジタル・アーキビストとしての能力を各資格に要求するかが課題である。