~文化情報の収集・記録・管理から新しい文化の創造へ~
文化資料活動の記録のデジタル化により、これまでと違った情報活用が始まろうとしている。
たとえばその1つに、デジタル・アーカイブ化されたデジタル情報を使い、文化活動での新しい創作活動や、産業・教育で情報を加工した新しい製品・作品作りが始まっている。
また、これらの創作活動や作品作りは、管理されている博物館や各施設ではなく、離れた場所で、通信ネットワークを用いて創作活動がなされる時代になってきた。
新しい創造活動では、データベースで管理されている音楽・映像などを加工し、新しい作品を作ることもある。
このため、例えば現物の記録にあたっての著作権の問題がどのように取り扱われていたか(許可等)によって、その変更・加工での著作権の同一性保持が課題となる。それに対応できる人材としては、デジタル・クリエーター的な能力を持ち、著作権問題で創造活動やその支援をできるデジタル・アーキビストの能力が必要となる。
本学のデジタル・アーキビストの養成では、これらの文化活動を配慮し、デジタル・クリエーターとしての教も養成の一部に取り入れる。
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