岐阜女子大学DX推進計画
 Society5.0時代に向けた人材育成を求められており、AIやIoTといった科学技術を活用し、経済発展と社会的課題の解決を両立する新たな社会の姿に貢献する人材を育成することが求められている。このような時代に必要とされる能力は、基礎学力に加えて創造性や協調性などの問題解決能力や社会を牽引する能力である。
 本学においても、データサイエンス、メタバース、AI等の研究・教育に取り組んでおり、「学びの評価項目(能力)」の多くで伸びがみられる。しかし、「創造力がついた」「論理的思考力がついた」「分析力がついた」「リーダーシップの力がついた」の得点平均が有意に低く、カリキュラムや学修環境等の教育DXをさらに推進する必要がある。
 世界の研究や技術開発の目的の軸足が、一人ひとりの多様な幸せ(well-being)に移りつつある中、開発された技術や研究の成果は、人間に近づき、より身近なものになってきている。
 本学では、従来 Life Sciencesの研究・実践を進めており、科学・数学に関する基礎的な力は、一部の専門家のみでなく、市民的素養として、社会構造や社会課題解決の仕組み等を理解し、活かしていくために必要なものとなってきている。
 一方、高等学校等には不登校・不登校傾向の生徒が一定数おり、大学進学を希望する生徒もいて、特異な才能のある生徒がその中に含まれている。これらの生徒を受け入れる大学が求められている。生徒たちの特性や関心・意欲は様々であり、大学には、全国どこからでもアクセス可能な教育環境やメタバースやAIを活用して教室以外の空間で、理解度や認知の特性に応じて自分のペースで学ぶ環境が求められている。
 そこで、本学では、従来の学問の枠にとらわれない新たな学部・学科の創設を目指し、多様な進路選択を可能にする。そして、社会の在り方が劇的に変わるSociety5.0時代の到来に向けて、主体的・対話的で深い学びによる資質・能力の育成を図り、新しい価値創造、イノベーション創出ができ、持続可能な社会の創り手を育成する。


 学生にとって、「なぜ学ぶのか」「どう学ぶのか」「何を学ぶのか」を明確にした学びが、主体的・対話的で深い学びにとって大切であり、学生が主体的に学ぶカリキュラムや学ぶ仕組みを充実させる必要がある。コンピュータの急速な進展により科学的手法が新たに広がり、サイエンス由来のイノベーションが人々の生活を一変させる社会構造になっている。このような社会に対応するには、価値創造を高める総合知、分野横断的な学び、STEAM教育の必要性が増している。
そこで、
 ・全ての授業をいつでもどこからでも受講できるデジタルユニバーシティを実現
 ・デジタル技術の活用により学修者本位の学修の実現や質の高い学修を実現
を目指す。

 これらのことを、大学教育推進会議、および、企画・検討部会、e-Learning推進部会、DX推進部会が実施する。


T DXによる効果的で質の高い学修の実現

U DX推進に関する委員会・部会

V 他大学への普及活動

W 取り組みの発信・意見聴取

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