「教材クリエイターとデジタルアーカイブに関する調査」における課題

  • ICT活用指導力で、不足している教材開発能力
    「児童生徒が情報の保護や取り扱いに関する基本的なルールや法律の内容を理解し、反社会的な行為や違法な行為な どに対して適切に判断し行動できるように指導すること。」
  • 将来、教員の資質能力にはどのような能力が必要か
    「教育では、多くの多様な教材が利用され、その多くが著作権、所有権、プライバシー等の問題となる。今後、学習者 等の活動など人物の撮影や個人情報を取扱うことが多く、プライバシー、個人情報等を配慮した取扱いができる能力 が必要になる。」

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本事業の目的

 本学大学院文化創造学研究科文化創造学専攻が産官学を連携させ、教員が学びやすい実践的な教材開発能力の養成カリキュラムを開発する。さらに、教員や学生を対象にした研修や授業におけるアクティブラーニング(理論と実践の融合を図る往還的な恊働演習)を行うことにより、力量ある、より実践的な教材開発能力の養成を行う。

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調査研究事業の内容

インストラクショナルデザインに基づく研修設計プログラムと教材開発能力の養成
 ICTを活用した授業は、課題分析、授業設計、教材開発、授業実践、授業評価というサイクルで構成される。ここでは、授業を設計する際に個々の学習項目を分析的・システム的にアプローチし、効果的で魅力的な授業の開発を目指す、インストラクショナルデザインという考え方を基に、研修設計と教材開発を行っていく。

産官学の連携による実践的な教材開発能力に対応した研修カリキュラムの開発
 近年の教育改革の方向に合わせた教員養成課程の充実に応えて、最新のインストラクショナルデザインについての高度な知識、技術の習得を基礎に、教材開発についての専門知識の習得と、それらの知識・技術を具体的に実践できる人材の養成を目的とし、産官学が連携し、時代に即したデジタル教材を開発・共有し、それらを広く活用できる実践的な人材の研修カリキュラムを開発する。

教えなくても学べる研修テキストの作成と実践
 事前に研修テキストやDVDで学習し、集合研修では教材開発の事例研究、協働討議・分析、ロールプレーイング、現場における実践活動・現地調査(フィールドワーク)等の新しい研修手法の開発とともに、それらを実現するための教えなくても学べる研修テキストを作成し、試行する。

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課  題

  • 教材開発能力におけるルーブリック評価の作成
  • 次世代の教員に必要な資質能力に対応したカリキュラムマップの構築
  • アセスメント・ポリシーによる評価方法の確立

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~ 産官学で連携した教員が学びやすい実践的な教材開発能力養成カリキュラムの開発 ~



平成27年度 文部科学省委託事業
「総合的な教師力向上のための調査研究事業」


発行年月日 平成27年7月
発 行 所 岐阜女子大学
〒501-2592 岐阜県岐阜市太郎丸80番地
岐阜女子大学大学院文化創造学研究科
TEL(058)229-2211 FAX(058)229-2222
URL http://www.gijodai.jp/

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