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マッピング高山
春の高山祭り16

春祭り三番叟#002


分類: 文化・芸術 地域: 南部


南部


高山の祭り屋台
全国各地の祭礼に山車や鉾などが奉納されているが、高山の屋台の祖形は延享3年(1746)に完成している大津絵(現在の秋祭り鳩峯車の前身)だと考えられている。飛騨が幕府の直轄地天領となった元禄5年以降、江戸神田祭りや山王祭りに曳き出される屋台の影響を受けながら、高山独自の形態を創り上げてきたものと推察される。そこには、宮大工職人たちの優れた技術と町衆の美意識が凝縮されており、各町内では豪商の財力を得て屋台造りを競い合ったものと思われる。
天保年間以前は漆喰塗りの屋台専用の蔵がなく分解して分散保管していたので、火災による焼失が多く、改造・再興を繰り返してきたが、その事が優れた屋台の構造や装飾を生む契機となったとも考えられている。
春祭り三番叟
上段に張り出した機関樋の先端で、三番叟に扮した童児が浦島の謡曲に合わせて鈴と扇を持って舞い、樋の先端に置かれている木箱に顔をつけると、白い髭を生やした翁に変わっているというカラクリ人形で28本の網裁きが必要で、操り手の長年にわたる習練と勘が要求されるカラクリで祭礼当日は最初に奉納される。
 
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