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マッピング高山
春の高山祭り18

御神幸行列#008


分類: 文化・芸術 地域: 南部


南部


京都の祇園祭りや秩父祭りと並んで日本の三大美祭の一つに数えられる春の高山祭りは日枝神社の祭礼で安川通り以南が氏子である。4月14日・15日の祭礼には国の重要有形民族文化財に指定されている絢爛豪華な12台の屋台の曳き揃えや厳かな御神幸行列が氏子内を巡行し、地元をはじめ全国各地から21万人を超すおおぜいの見物客で賑わうが、この祭りは昔から「山王祭り」として親しまれて高山は勿論、近在近郷の人々にとっても待ち焦がれる楽しい祭りであった。
御神幸行列
祭礼両日、御祭神の御分霊を奉祭した御輿をともなった行列が氏子内を巡行する。大榊や社名旗を先頭に大太神楽の囃子方と獅子舞いが続き、色とりどりの幟旗、鳳凰や龍の図柄を染め抜いた「かたびら」を着用し、太い紐で首から吊った鉦を打ち鳴らす闘鶏楽、雅楽を奏でる伶人、屋台に代わって行列に加わる各屋台組の志良車(代車)、裃に一文字笠の警固員、御輿と神職など大名行列を思わせる総勢千人余りの行列は氏子の家々の門前で獅子を舞って悪魔を払いながら巡行する。昔は、道路から玄関先へ、山の赤土を撒いて祭神を家に迎える風習があったが近年では廃止されている。
 
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