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マッピング高山
春の高山祭り10

当番飾り


分類: 文化・芸術 地域: 南部


南部


京都の祇園祭りや秩父祭りと並んで日本の三大美祭の一つに数えられる春の高山祭りは日枝神社の祭礼で安川通り以南が氏子である。4月14日・15日の祭礼には国の重要有形民族文化財に指定されている絢爛豪華な12台の屋台の曳き揃えや厳かな御神幸行列が氏子内を巡行し、地元をはじめ全国各地から21万人を超すおおぜいの見物客で賑わうが、この祭りは昔から「山王祭り」として親しまれて高山は勿論、近在近郷の人々にとっても待ち焦がれる楽しい祭りであった。
当番飾り
屋台や山車を曳く祭りには車宿・総会所・町会所・詰め所などの会所を設けているが、高山では当番飾りが会所となっている。屋台組では飾り付けをする家の店先の格子を外し、青竹で囲いを作り、祭神(御幣や屋台人形)を祭って見ず引き幕を張り献灯を建てる。祭神には御酒・塩・米・山の幸・海の幸を供える。屋台組の人々はこの家の前を通る時には青竹の垣の外から拝礼をする。又御神幸行列が当番飾りの前にさしかかると、大太神楽の囃子に合わせて獅子舞が奉納される。近年、家屋の改築がすすんで店先に格子を持つ家も減り、当番飾りを取り付ける屋台組も少なくなった。
 
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