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マッピング高山
春の高山祭り20

松原獅子(兵助獅子・徳兵衛獅子)#002


分類: 文化・芸術 地域: 南部


南部


京都の祇園祭りや秩父祭りと並んで日本の三大美祭の一つに数えられる春の高山祭りは日枝神社の祭礼で安川通り以南が氏子である。4月14日・15日の祭礼には国の重要有形民族文化財に指定されている絢爛豪華な12台の屋台の曳き揃えや厳かな御神幸行列が氏子内を巡行し、地元をはじめ全国各地から21万人を超すおおぜいの見物客で賑わうが、この祭りは昔から「山王祭り」として親しまれて高山は勿論、近在近郷の人々にとっても待ち焦がれる楽しい祭りであった。
松原獅子(兵助獅子・徳兵衛獅子)
江戸時代末期に江名子村の松原兵助という男は大の祭り好きで、尾張や伊勢など各地の祭りを見聞し、二人立ての獅子舞いの振りを編み出した。舞いは16曲から成り、囃子と獅子振りの絶妙な組み合わせは近在の評判となって村々の祭りでも舞われるようになった。この獅子舞いを人々は「松原獅子・兵助獅子」と呼んで賞賛した。現在、春・秋の高山祭りで舞われている獅子は、この流れを汲む獅子舞いで、氏子に保存会が結成され、小中学生を含む若い人たちへの伝承に力が入れられている。
 
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