安川通り以北地区。 京都の祇園祭りや秩父祭りと並んで日本の三大美祭の一つに数えられている秋の高山祭りは桜山八幡宮の祭礼で、安川通り以北の宮川から東側地区が氏子である。祭礼は毎年10月9日と10日の二日間斎行され、国の重要有形民族文化財に指定されている絢爛豪華な11代の祭り屋台の曳き揃えや大名行列を思わせる御神幸行列が氏子内を巡回し、三十万人の人出で賑わう祭りである。 人出で賑わう参道と境内 八幡宮へ向かう道筋や境内には氏子や高山市民の他に、全国各地から祭り見物に訪れる人々で賑わい終日、黒山のような人波が続いているが、とりわけ布袋台のカラクリ人形が奉納される境内は見物の人で埋め尽くされる。境内から石段を上り透かし塀の間の神門をくぐると八幡宮拝殿の前に出る。祭礼の二日間は家内繁栄や安産育児を祈る参拝客が絶えない。
|