マッピング河合
河合村出身兵の遺骨

分類: 地域の歴史 地域: 角川 時代: 昭和
角川
戦死者の遺骨は、白木の箱に入れられ、その上を純白の布で包み、写真のように保持されて無言の帰宅をした。昭和17年頃位は駅頭まで、村人がこぞってお迎えに行った。その時喪服に身を包んだ母親(妻・父親)が白木の箱を抱く姿はけなげであった。「軍人の母(妻・父)」から「英霊の母(妻・父)」と崇められていた当時の風潮の為、悲しみをみせず、心で泣いておられた。戦争末期になると、遺品遺骨の収納も難しくなり、小さな位牌のみとなった。
|
|