マッピング河合
「百円工女」政井みね▼05
政井みねのお墓
分類: 人物等 地域: 角川 時代: 明治
角川
現金収入が少なく、家族の食べ物も十分でない明治の頃は「くちべらし」といって信州(長野県)へ糸引きの出るのがならわしでした。明治の中頃では「糸ひき稼ぎ」となり、若い工女達が野麦峠を越えて働きに行きました。彼女たちが大晦日に持ち帰る糸引きのお金で年越しができるくらいでした。そんな工女の一人、政井みねさん(20歳)は明治42年11月20日野麦峠で息を引きとりました。岡谷の糸引き工場で病気にかかり、兄の辰二郎(当時31歳)がつれて帰る途中のできごとでした。写真は政井みねさんのお墓です。
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