国指定重要文化財合掌造り和田家

開館時間 午前9時〜午後5時(不定休)
入館料 大人400円・小学生200円
(2022.4.1より改定)
所在地

岐阜県大野郡白川村大字荻町字山越997番地

和田家リーフレットより・・・・・

◆和田家にたどる昔日
白川村の合掌造り集落で最大の規模を誇る和田家住宅は、式台付きの玄関など格式の高い造りをもち、江戸初期と見られる建築文化の粋を今日に偲ばせています。和田家は天正元年(1573)以来、代々弥右衛門の名を継ぎながら江戸時代には名主や番所役人を勤めるとともに、白川郷の重要な現金収入源であった焔硝の取引によって栄えました。明治21年には市町村制の公布により白川村が誕生。和田弥右衛門は初代の村長に選ばれています。

◆和田家住宅の遺構
荻町合掌集落の北部に位置する和田家住宅は、西に面する主屋を中心に前方右手に便所、後方左手に土蔵を構えています。屋敷構として石垣や防風林を、周囲設備には消雪用の石組溝や池を備え、土壁や庭園が当時の裕福ぶりをうかがわせます。主屋は一重・三階の大型合掌造り民家で、いろりを設けた大広間や居間、仏間や客間、寝間などがあります。寝室の上部には中二階があり、民具などから当時の生活様式が偲ばれます。