昭和43年5月6日 県指定重要文化財

成立 享和2年(1801)大工加藤定七によって建てられた。
規模 桁行 3.6m 梁間 4.0m
建物 寄棟造 茅葺 二階建

●『白川村の文化財』(平成9年10月・白川村教育委員会)より抜粋


★屋根について

 明善寺の鐘楼門は、山門(鐘楼門の形式)と鐘楼を組み合わせたものです。屋根に2つの特徴があり、ひとつは、2階部分の屋根が茅葺であること。もうひとつは、1階部分にも屋根(板庇)がみられることです。このような建物は江戸時代初期頃からみられますが、1階に屋根のないのが通例とされており、特異な造りであるといえます。