ユネスコ(UNESCO)は、正式名を「国際連合教育科学文化機関」といい、国際連合の専門機関です。
1945年11月に発足。パリに本部がおかれ、教育・科学・文化の面で国際協力を進めています。
現在(2000年)の加盟国は188、日本は、1951年7月に60番目の加盟国となりました。
さて、ユネスコ世界遺産とは、1972年にユネスコの世界総会で採択された「世界遺産条約(世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約)」に準拠するものです。
この条約は、世界の自然や文化を国際的に保護し、次世代へ引き継ぐという目的をもつものです。
現在、世界遺産リストに登録されている物件は、630件(自然遺産128件・文化遺産480件・複合遺産22件)あり、日本国内では、10件(自然遺産2件・文化遺産8件)の登録があります。

日本の世界遺産リスト

自然遺産
1.白神山地(青森県・秋田県)[1993年12月]
2.屋久島(鹿児島県)[1993年12月]
文化遺産
1.法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)[1993年12月]
2.姫路城(兵庫県)[1993年12月]
3.古都京都の文化財(京都府・滋賀県)[1994年12月]

4.白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県・富山県)[1995年12月]
★白川村荻町伝統的建造物群保存地区
保存地区面積 45.6ha
伝統的建造物 124件
(内訳・建築物117件《合掌造り家屋109件<合掌造り主屋59件・附属建物46件・宗教建築4件>非合掌造り家屋8件》工作物7件)
環境物件    8件

5.原爆ドーム(広島県)[1996年12月]
6.厳島神社(広島県)[1996年12月]
7.古都奈良の文化財(奈良県)[1998年12月]
8.日光の社寺(栃木県)[1999年12月]