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教育に利用するパソコン〜スクールパソコン〜
〜再度検討すべき時期〜
教育用のパソコンの必要性は、約20年前に学校へパソコンが導入されだした時期から検討がなされてきた。昭和60年頃(前学習指導要領の改訂前)には、学会や学習システム研究会等の各種組織で検討がなされてきた。特に日本教育情報学会の部会では、具体的な機能も含め、案の作成が進められた。
その後、多様な一般利用のパソコンの製品化が進み、これらの検討案に近いパソコンの開発が可能な時期になってきている。通信ネットワークやコンテンツの設備が進み、学校・家庭での教材の共通利用が可能になりだした、この時期にノートや教科書と同様に活用できるパソコンの構成を再度検討すべきである。
昭和61年(1986年)教育用パソコンの提案
日本教育情報学会 学校教育情報部会
今から十数年前の学校にパソコンが導入されだした初期の時代に、日本教育情報学会学校教育情報部会での教育用のパソコンの構成について検討した概要は次のようであった。
<1> 大きさ、強度
- 学校と家庭で利用でき、持ち運びができる。
- B5またはA4の大きさで厚さ1cm程度
- 強度は机の上から落としても破損しなく、子供が上に乗っても安全である。
- 高さ1mから落下しても破損しない。60kgの人が乗っても安全
- 重さ1kg以下
<2> 機能
- 1週間以上の教材が記録できる
- ICメモリー等で記録・流通
- 入・出力はペンタッチ方式(手書き)を主とし、キーボード方式でもできる
- 子供が書いたものが記録できる
- 図形を入力し、イメージ検索処理ができる
- 教材が教室、家庭において通信で利用できる
- 電源は太陽電池
- ビデオディスク・VTRの利用ができる
- 音声の入出力
当時はこれを10万円以下で製作できればとの意見が多かった。 以上のような案が出された。実現できていない機能もあるが、ほぼ現状のパソコンの形状からみてその実現は可能であるだろう。
まず、十数年前に検討された、これらの案を再度検討し、教育で利用できるパソコンの提案を短期・長期に分けて考え、すべての子供が利用できるようにするべきである。
現状の電話端末(数千円で提供されている携帯電話)の価格から考えて、高くても数万円以下での提供を可能にして、全国の学校・家庭で学習の道具としての教育用のパソコンの利用を検討すべきである。
このため、是非各分野の方々から、21世紀に入った現状で考えられた新しい提案が待たれる。昭和61年の前回の案は、岐阜県地方の先生方の集まり学習システム研究会で検討されました。是非、関係者のご意見を再度学習システム研究会に提案下さるようお願いいたします。
学習システム研究会 後藤忠彦 (2002年7月)
参考文献
- 教育に利用するパソコン等のハードシステム
学校教育用の教育情報処理機器の試案(1)
日本教育情報学会学校教育情報部会
教育情報処理システム検討委員会
学習情報研究会 昭和61年10月号,(1986)
PDFファイル(13K)

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