掛川層群について1
まず、掛川層群とはどういった地層なんだろうか?
掛川層群は、東は静岡県榛原郡相良町から、
西は天竜川左岸まで広がっています。

中でも掛川市市街地の北側の丘陵は今から約二百年ほど前まで
浅海や沖合の海底だったため、その海底に積もった砂層や泥層からできていて、
貝化石を中心に多くの化石が発掘され、これまで多くの地質学者により
研究が進められてきました。また、この地層は世界的にも有名で、
日本の代表として注目されてきました。
しかし、最近では掛川市のいたるところで造成工事や道路工事が
行われ、丘陵地帯は造成地として発掘可能な場所が減り、また道路壁面も
コンクリートや植生で覆われてこれも発掘可能な場所が減ってしまいました。
また、下の地図の緑色の部分は昔、海だったところで、茶色の部分との
分かれ目は昔の海岸線です。


また、下の年表は、4500万年前から現代までの地層のできた頃で、
掛川層群は400万年前から100年前までの
人類が出現したころの地層です。



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