高田の粘土工場を見学しました。

 粘土の採掘場でとれた「青粘土」は、すぐ近くにあるこの粘土工場へ運ばれます。機械化が進んだこの工場では、なんと2人の従業員の人がすべての仕事をこなしているそうです。

 工場の外には、「青粘土」だけではなく、長石など4種類ほどの山がありました(上の2つの画像)。

 これらの粘土は10トンの水と混ぜ合わされ、3時間かき回されます。すると、自然にいい粘土の原料だけが集められるそうです。

 10トンの水は、川と地下水の水だそうです。勢いよくかき回され、粘土というよりもドロ水のようでした。

 この後、型に入れられた高田の粘土は、圧縮脱水機(あっしゅくだっすいき)にかけられ、3時間をかけて水分が取り出されていきます。

 その後、水分のなくなった粘土のまま出荷されたり(上の左の画像)、真空土練機(しんくうどれんき)で空気を抜いて均一な杯土(はいど)になるまで練り上げて出荷していました(上の右の画像)。

 このように機械化された高田の工場では、1日に平均で15,6トンを生産しているそうです。工場をフル稼働させれば、1日に30トン生産することもできるそうです。

 実際に粘土工場を見学させてもらい、想像以上に機械化が進んでいることにビックリしました。質の良い製品を安い値段で生産するための工夫があるのだと思いました。