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可児市大萱(おおがや)地区 |
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牟田洞窯(むたぼらがま)や窯下窯(かましたがま)は、1570年〜1600年ごろに使われていた窯跡です。豊蔵資料館のすぐ近くにあり、志野や瀬戸黒、黄瀬戸が焼かれていました。
昭和5年に荒川豊蔵さんが、この大萱(おおがや)地区で志野の陶片を発見したことで有名な場所です。 このほかにも、岩ケ洞窯(いわがほらがま)や弥七田窯(やひちだがま)、若林窯(わかばやしがま)、向林窯(むこうばやしがま)、中窯(なかがま)など、たくさんの窯跡があったそうです。 実際に探してみましたが、どこが窯跡なのかさっぱりわかりませんでした。しかし、400年前には、この場所で、中国や朝鮮の焼き物とは全く違う日本独特の志野などのすばらしい作品がたくさん焼かれた場所なのです。 |
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今でも、この大萱には、たくさんの陶芸作家がいます。もぐさ土がこのあたりでとれ、窖窯(あながま)で1250度ぐらいで、100時間焼き続けるそうです。
すごく大変な手間がかかりますが、志野の白さにこだわる陶芸作家が、この場所で荒川豊蔵さんのように、すばらしい作品づくりに今もチャレンジしています。 |